タヌキやキツネとたたかう法律？？？（犯罪による収益の移転防止に関する法律）

●タヌキやキツネとたたかう法律？？？

平成２５年４月１日から【犯罪による収益の移転防止に関する法律】が改正施行されました。
この法律は、主に『マネー・ローンダリング対策』『テロ資金供与防止』の法律で、金融機関等の本人確認や取引確認記録の保存などの義務が定められています。

『マネー・ローンダリング』とは、犯罪で得たお金を正当な取引で得たお金に見せかけたり、口座を何度も移動させたり、不動産や宝石などに形を変えたりして、お金の出どころを隠したりすることを言います。

『テロ資金供与』とは、爆弾テロやハイジャックなどを目的として、架空名義の口座の利用や正当な取引を装ったりして資金を集め、テロリストに資金を提供することを言います。

この法律は、平成２３年に成立し、規定された内容としては、本人確認や取引確認記録の保存を義務付けるというものでした。
誰に義務付けるかと言うと、金融機関等（銀行等）や不動産屋さん、クレジットカード事業者、宝石屋さん、弁護士等の士業などです。

そして、平成２５年４月からは、本人確認に加えて、取引の目的や職業などの確認が義務付けられ、より厳格な確認が必要とされるようになりました。

みなさんも銀行などで執拗に本人確認をされた経験があるのではないでしょうか。
その理由はこの法律にもあったんですね(^^;)

この法律は、騙すのが上手なタヌキやキツネからみなさんを守ろうという法律なんですね。



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